住み込みのメイドを雇って分かった、外国人家事代行サービス利用の本当のメリットとデメリット!

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window_20012016昨年末(2015年11月)のAPECサミットにより、フィリピン人が日本で家政婦(外国人メイド)として働くことを認める合意がフィリピンと日本の首脳によりなされました。これから、日本でも外国人労働者の受け入れが進み、外国人の家政婦さん(メイド)を雇う家庭が増えてくるようです。

でも、日本では外国人の家政婦さんを雇うことがまだ一般的でないですね。雇おうか考え中だけど「実際のところ、メイドってどうなの?」と考え中の方も多いでしょう。そこでこの記事では、外国人の住み込みの家政婦さんを雇っている私が、雇う前と比べて生活がどう変化したか書いていこうと思います。

家に他人がいること、子どもへの教育に対する影響など、外国人家政婦さんを雇うことには賛否両論あると思います。ここでは、個人的に感じたことを、メリットとデメリットに分けて紹介しています。

ちなみに、香港では住み込みの外国人家政婦さんのことをドメスティックヘルパーDomestic Helper、メイドMaid、ナニーNannyなどと呼びます。この記事では、以下「ヘルパー」と表記することにします。

念のため言っておきますが、我が家はいたって普通のサラリーマン家庭です。セレブ生活を送っているというようなことは全くありません。香港ではフルタイムの住み込み家政婦さん(ヘルパーさん)は比較的低価格で雇用できるという理由で雇っています。よって、この記事も、一般の人々に参考にしてもらうものです。

メリット(個人的に良かったと思うこと)

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①生活に余裕ができた

私の場合、ヘルパーさんを雇って一番良かったことは、生活に余裕ができたことです。我が家では、以前は家事は私だけが行っていたので正直不満でしたが、その不満が解消されました。

食後にお皿を片付けなくてよい、汚れた服を洗わなくてよい、毎日掃除をしなくてよい、など、助かっていることは数え上げるときりがありません。

また、料理など好きな家事があれば自分ですることもできます。やりたい家事だけやればいいというのは精神的にとてもラクです。気が向いたときだけ自分で凝った料理をしたり、洗うことを気にせずにティーポットで丁寧にお茶を入れたりするのはとても楽しいものです。

②オシャレできた

私はもともと特にオシャレというわけではないので、もっと正確に言うと、「着る物のチョイスを出産前と変えなくても良かった」です。

小さな子どもがいる母親だと、例えば、全身白の服で子どもと公園で走り回るようなことはためらいがちですが、洗う面倒を気にせずそういう格好ができます。

また、朝子どもの身じたくでバタバタすることもないです。今日どの服を着せたいかさえヘルパーさんに伝えておけば、ゆっくり自分のお出かけの準備ができます。

③ランチ、ディナー、デートに気軽に行けた

まだ一人でお留守番できないような小さな子どもが居ると、友達とちょっとおしゃれなランチに行ったり、夫婦でディナーに出かけたりするのも大変です。事前に自分や義理の親に頼んでおいたり、ベビーシッターさんの予約をしておくなどの準備が必要で、気軽に行けるものではありません。

でもヘルパーさんがいれば、わざわざそのために親やシッターさんに前もってお願いしておく必要がありません。ふと気が向いたときに出かけることも簡単です。夫婦でデートに出かけることもしょっちゅうできます。

④男女が公平になった

流行りのイクメンがいて、すでに家庭内の責任分担がすすんでいるファミリーの場合はすでに男女が公平で問題ないでしょう。しかし、我が家のように亭主関白がいる家では、どうしても妻であり母親である私に負担がかかってくるのが事実。

ヘルパーさんの存在により母親が日々の家事から解放されると、自分の時間がもてるようになり、自分自身の生活を楽しめるようになります。

もちろん外へ働きに行って稼いでくれる夫には感謝しています。今の時代、子どもと一日中一緒に専業主婦として過ごせることは贅沢であることも分かっています。子育て自体も楽しく幸せな作業です。それでも、子どもというのは一瞬たりとも手が離せない存在です。たとえ寝ているときだって、完全には気が抜けません。外での仕事も大変ですが、休憩時間はあるし、仕事後に飲みに行くこともできます。子育てではそれが不可能なので、精神的に疲れてしまいます。ヘルパーさんは、そんな母親を助ける救世主です。

共働き夫婦の場合でも、保育園や幼稚園の送り迎え、子供の病気のときの対処などは母親の役割になっていることが多いでしょう。言い方は悪いかもしれませんが、「母親の仕事が犠牲になっている」ことのほうが多いのです。ヘルパーさんが居れば、男女間の差なく(少なくとも男女間の差が少なくなる)、仕事に集中できます。

もともと家事や子育てへの理解が深いご主人様がいる場合は別として、一般的な家庭では、ヘルパーさんを雇うことの一番のメリットは、実は、「男女が公平になれること」かもしれません。

デメリット(個人的にイマイチだったこと&周りの人から聞いたこと)

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①主婦力が落ちた

恥ずかしいことですが、主婦力が格段に落ちました。

私のヘルパーさんは毎年2~3週間フィリピンにいる家族のところで休暇を過ごすのですが、その間に、自分の主婦力の低下を思い知ります。掃除機がどこにしまってあるかさえ分からず、洗濯機の使い方もよく分からない。スーパーへの買出しなどで、子連れで買い物をすることの大変さに驚きます。はっきり言って無理。食事はデリバリーばかりになってしまいます。

全く、義理の両親などには絶対に知られたくない醜態ですね。

②子どもの教育上、悪影響なこともあった

自分の心がけしだいでもあるのですが、子供の教育に良くないなと思えることもありました。

例えばこんなときです。物を落としたり、水をこぼしたりするとすぐ、「○○~(ヘルパーさんの名前)、拭いてー」と呼ぶのです。まず自分自身で始末しようとできないのです。「自分でやりなさい」と子どもに注意するのですが、説得力がないようです。母親である私が家事を他人まかせにしているのを見ているせいですね。

この例に関わらず、似たようなことがけっこうあります。自分勝手な人間に育ってしまわないよう、人一倍気をつけてしつけや教育をする必要があると思います。

③期待どおりでないヘルパーさんもいる

私のヘルパーさんはとても優秀なのですが、いろんな人から聞いた話を総合すると、私はかなりラッキーな部類に入るようです。初めての子育てで右も左も分からなかったとき、彼女自身の子どもをすでに5人も育て、さらに以前の雇用主の子育ても手伝ってきた経験がありましたので、非常に心強かったです。料理もうまく、いくつかの和食をすぐにマスターしました。掃除も洗濯も問題ありません。

でも中には期待どおりではないヘルパーさんもいるそうです。面接では料理が得意と言っていたのに実際は全然だったり、きれい好きと言っていたのに掃除が下手だったり、何も考えずに白物と色物を一緒に洗濯してしまったり、動作が荒くて家のものがどんどん傷付いていったり、、、なんていう話もいっぱい。

たとえ優秀なヘルパーさんでも、相性が合わないことだってあります。そうすると、生活が向上されるどころか、イライラばかり積もってしまいます。

④プライベートが家庭外にダダ漏れ

中には何でもかんでもしゃべってしまう、おしゃべりなヘルパーさんもいます。

知人の中にも、ヘルパーさんを通じて、家庭内のプライベートなこと、例えば夫婦間の問題や子供の問題、病気のこと、生活習慣などがいつのまにか外に広まってしまっていたという人がいます。

⑤ヘルパーさんの妊娠、病気、そして盗難

一般の会社と同じく、ヘルパーさんが妊娠したり病気になったりという理由での解雇はできません。雇用主が責任をもって、きちんとした医療を提供する必要があります。

こんな例も。新生児が生まれるのでその手伝いのためにヘルパーさんを雇ったのに、そのヘルパーさんが妊娠してつわりがひどくなってしまったとのこと。ヘルパーさんの世話と新生児の世話、両方をするはめになり、余計に大変だったそうです。

多額のお金を盗まれた!ブランドバッグを偽物にすり替えられた!高価なカメラが盗まれた!などという話もしょっちゅう聞きます。もちろん、真っ当なヘルパーさんの方が多いし、雇用主側の勘違いということもあると思いますが、そういう事例もあるということは知っておいた方がよいでしょう。

まとめ

sunglasses_20012016人によってメリット・デメリットはさまざまですが、私が実際に経験したことをまとめました。参考にしてください。

良いヘルパーさんとめぐり合うは運です。そして、自分自身も良識的な雇用主でいる努力が不可欠だと思います。

ちなみに

ヘルパーさんたちは、自分の家族を置いて海外に単身で働きに来ています。家族に生活費や学費の仕送りをするため、自らの子どもを国に残し、雇用主の子どもの世話をしているヘルパーさんはとても多いです。自分の家族を犠牲にして働いてくれていることにひたすら感謝ですね。

それに、経済が急成長中のフィリピン。数年後、形勢は逆転し、私たちが彼女たちの家庭でヘルパーとして働いていることも考えられます。自分だったらどんな雇い主のところで働きたいか考えてみるのもいいかもしれません。

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